デイサービスの事業計画書とは?書き方や記入例など紹介

「デイサービスの事業計画書は何に使うの?」
「デイサービスの事業計画書には何を書けばいいのだろう?」
と疑問を感じている方に向けて、デイサービスの事業計画書が必要な理由や必須項目、記入例などを紹介します。
デイサービスの開業や運営を進めるうえで欠かせない書類であり、融資の審査や指定申請などの場面で活用されるため、内容の十分な精査が必要です。
デイサービスの開業を予定している方は、ぜひ本記事を参考にしてください。
デイサービスの事業計画書

デイサービスの事業計画書は、デイサービスのサービス内容や運営方針、利益の算出方法など、運営の指針をまとめた書類です。デイサービスの事業計画書が重要な理由や作成する目的を解説します。
事業計画書が重要な理由
デイサービスの事業計画書は法的に義務化されているわけではありませんが、社会的意義や魅力、持続可能なビジネスであることなどを関係者に伝え、共感を得るために重要なツールです。
事業の目的やサービス内容、人員体制、収支の見通しなどの展望を事業計画書にまとめることで現実的なビジネスモデルへと落とし込み、関係者各所に伝えることができます。
また、コストやリスクなども可視化されるため、事業として成立しているかどうか客観的な確認が可能です。
事業計画書の目的
- 融資を受ける際の判断材料となる
- 指定申請で提出する
- 運営指針を整理できる
デイサービスの開業で事業計画書を作成する目的は、主に上記の3点です。
金融機関から融資を受けたい場合、事業計画書が事業者の将来性や返済能力などを判断する材料となります。
また、デイサービスの指定申請においても、介護保険法に沿って運営されるかどうかを自治体が見極める際に必要です。
事業の方向性などを整理する際にも役立つため、開業後も一貫性のあるサービス提供など運営の道筋を明確にできるでしょう。
デイサービスの事業計画書に必要な項目

- 事業背景と目的
- 会社概要・事業概要
- サービス内容と特色
- 利用対象者と集客戦略
- 人員配置計画
- 施設・設備計画
- 加算取得戦略・収支計画
- スケジュール
デイサービスの事業計画書には、主に上記8つの項目を記載する必要があります。このほかにも、必要な事項があれば適宜盛り込むようにしましょう。
事業背景と目的
デイサービスの事業計画書では、事業の存在意義を示すために事業背景と目的を記載する必要があります。
「なぜこの地域でデイサービスを開業するのか」「どのような社会的ニーズや課題を解決する事業なのか」などを整理すると、事業の社会的価値が伝わるでしょう。
会社概要・事業概要
会社概要・事業概要を記載し、運営主体の基本情報と事業の全体像を示しましょう。
法人名・所在地・設立年月日・代表者など会社の基本情報に加えて、サービス提供場所や時間、受け入れ人数、営業日など、事業の概要を記載し、事業の規模やスペックが想像できると事業計画書の信頼性が増します。
サービス内容と特色
サービス内容と特色は、デイサービスで具体的にどのようなサービスを提供し、どういった差別化を図っていくのかを記載する項目です。
たとえば、機能訓練や食事といった基本的な支援メニューや介護保険以外で提供できる自費サービスなどに加え、専門性の高いリハビリなど自施設ならではの強みを記載する必要があります。
サービス内容や特色が明確化されていると、加算査定の裏付けや介護保険外の収益、必要な人員・設備などが自ずと見えてくるでしょう。
利用対象者と集客戦略
利用対象者と集客戦略で、どういった利用者をターゲットとし、ターゲットをどういう経路で獲得するかを明示しましょう。
ターゲティングやマーケティング施策は、事業の実現性を示す重要な項目です。
デイサービスは地域性が高い事業であるため、地域ニーズに基づいていることも記載するといいでしょう。
人員配置計画
人員配置計画では、管理者、生活相談員、看護職員、介護職員、機能訓練指導員の5職種ごとに配置する人員を記載しましょう。
介護保険法に基づいた人員配置を守りつつ、各職種が定員やサービス内容、提供時間などに応じて適切に配置されているか確認できる項目です。
人件費と加算による売り上げ向上のバランスを見通せるように、配置する人員によって取得する予定である加算も記載しましょう。
施設・設備計画
施設・設備計画では、建物の構造や面積を記載し、提供したいサービスが物理的に実行可能であることを示しましょう。
その際、介護保険法で定められている設備基準に則っているかどうかは最重要です。既に物件が決まっていたり、目星がついていたりする場合は、物件情報も記載しましょう。
導入する予定のマシンや設備投資費用の見込み額があると、収支計画の具体性や信頼性が高まります。
加算取得戦略・収支計画
加算取得戦略・収支計画では、取得予定の加算と想定される月間の収支計画を記載しましょう。
加算が確定すれば利用者一人あたりの売上単価が算出できるため、月商や利益の算出が可能です。
人件費や家賃・駐車場代など主な費用構造を記載し、毎月利益が出ることが数字上で伝えられると、客観的に持続可能なビジネスであると証明できます。
スケジュール
事業計画書にデイサービス開業までのスケジュールを記載しましょう。
物件選定、設計や施工、行政申請・手続き、営業開始予定など対外的な全体ロードマップを抽出すると、現実的なプランであることを示せます。
行政や金融機関にビジネスの実現性を評価してもらったり、融資と返済のタイミングや行政手続きの確実性を伝えたりするためにも非常に重要なセクションです。
デイサービスの事業計画書の記入例

デイサービス事業所計画書のテンプレートと記入例を紹介いたします。事業計画書作成の際は、ぜひ参考にしてください。
Googleアカウントにログイン後、デイサービス事業計画書テンプレートをクリックし「コピーを作成」してください。
テンプレートのコピーが作成されるため、自由に編集可能です。
デイサービス事業計画書の記入例はこちら↓
デイサービス事業計画書記入例
デイサービスの事業計画書作成時に注意すべきこと

- 指定基準を満たせるかどうか
- 資金繰りが現実的か
- 利用者の獲得ルートは明確か
デイサービスの事業計画書は、上記3点に注意して作成しましょう。それぞれ詳しく説明します。
指定基準を満たせるかどうか
指定基準を満たせなければデイサービスの指定申請が通らないため、実質的に開業は不可能です。事業計画書には、指定基準を満たす体制を具体的に示す必要があります。
指定基準を維持するうえで、特に人員確保と定着に関する施策は重要です。開業時だけ基準を満たしていても、欠員が出れば基準が満たせなくなるおそれがあります。
必要な職種・人数を満たす採用計画だけではなく、離職を防ぐための勤務体制や教育・フォロー体制もあわせて整理しましょう。
デイサービスの人員基準について詳しくはこちら↓
デイサービス(通所介護)が開業できる人員基準は?計算式や最低人数・看護師配置時間など解説
資金繰りが現実的か
事業計画書を作成する際には資金繰りを検討して、開業時の初期費用や開業後の運営資金を踏まえた資金計画を整理しておきましょう。
開業資金には、法人設立費・物件取得費・改修工事費・設備費・車両費・人材獲得費・広告宣伝費などの多様な費用が必要です。
また、介護保険の制度上、開業したての数か月間は入金がありません。数か月分の人件費や賃料、光熱費などの運転資金を賄えるだけの余力を確保しておかなければなりません。
デイサービスの開業時に必要な資金について詳しくはこちら↓
デイサービスの開業に必要な資金は?初期費用と内訳・調達方法などを解説
利用者の獲得ルートは明確か
デイサービスの事業計画書では、利用者の獲得ルートを具体的に示しておくとよいでしょう。
デイサービス利用者の主な獲得ルートとしては、ケアマネジャーや地域包括支援センターとの連携、既存事業からの紹介などが挙げられます。とくにケアマネジャーの存在は大きく、デイサービスの利用者はほとんどがケアマネジャー経由です。
そのため、どのようにケアマネジャーにアプローチするかを事業計画書に盛り込む必要があります。
デイサービスの利用者を獲得する手段について詳しくはこちら↓
デイサービスの利用者を獲得するには?集客方法や営業について解説
デイサービスを事業計画通りに運営するポイント

- 早期の営業活動
- 業務効率化への投資
- 計画と実績のズレを日ごとに把握
デイサービス開業後に事業計画書の通りに運営するには、上記3点を意識しましょう。それぞれ詳しく説明します。
早期の営業活動
デイサービスを事業計画書通りに運営するには、できるだけ早い段階で営業活動を始める必要があります。
特にホームページは、開業前に作成しておくと認知度がある程度向上した状態で営業を開始することが可能です。
施設の基本情報やサービス内容、強みを整理したホームページがあれば、ケアマネジャーや高齢者、その家族に施設の魅力や強みを理解してもらいやすいため、利用者獲得につながり、施設と利用者のミスマッチも防げるでしょう。
業務効率化への投資
ITツールの導入やアウトソーシングの活用など、業務効率化へ投資をして日々の業務負担が軽減される体制をつくりましょう。
結果的に管理者や現場スタッフが本来注力すべきコア業務に時間を割けるようになるため、無理のない安定した運営が可能となります。
計画と実績のズレを日ごとに把握
デイサービスを事業計画通りに運営するために、計画と実績を毎日確認し、早い段階でズレに気づける体制を整えましょう。
利用者数や稼働率、人員配置などを日ごとに把握しておくと、想定と異なる動きが出た際にも迅速に対応しやすくなります。
特に、開業初期は利用者数の変動が大きくなりやすいため、小さなズレを放置せずその都度見直す意識が必要です。
デイサービスのホームページ作成はらっくうぇぶへ

デイサービスのホームページ作成をらっくうぇぶに任せると、早期の営業活動を進めやすくなり、業務負担を軽減できます。
ホームページ制作まで手が回らない状況でも、アウトソーシング化すれば、開業準備に集中しながら営業活動に必要な情報発信の土台を整えられます。
らっくうぇぶは介護業界に特化したホームページ作成代行であり、デイサービスの強みや特徴を踏まえた構成や情報設計が可能です。
開業前から施設の強みやサービス内容を整理したホームページを用意しておくと、ケアマネジャーへの営業や利用者獲得をスムーズに始めやすくなります。
気になった方は、ぜひらっくうぇぶにお問い合わせください。
デイサービスの事業計画書は開業準備と安定運営の土台になる
デイサービスの事業計画書は融資や指定申請に必要な書類であると同時に、サービス内容・人員配置・収支計画などを整理して、開業準備をスムーズに進めるための指針となります。
また、事業計画書に沿って日々の業務を進めると、計画と実績のズレに早く気づけて、運営上の軌道修正がしやすくなるでしょう。
事業計画書を一度つくって終わりにはせず、運営状況に応じて見直しながら活用すると、安定したデイサービス運営につなげられます。
早期から営業活動を進め、集客や人員体制を安定させるには、ホームページの作成も欠かせません。開業準備で忙しい段階だからこそ、ホームページ作成代行を活用して情報発信の土台を整えておくと、管理者の負担軽減につながります。
らっくうぇぶは介護業界に特化したホームページ作成代行であり、複数店舗のデイサービス運営実績を活かし、業界特有の事情を考慮した質の高いホームページを作成できます。
WEBに関する業務にとどまらず、ブランディングや競合との差別化などの面でもサポートが可能です。
気になった方は、ぜひ以下のリンクより「らっくうぇぶ」の詳細をご確認ください。
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