デイサービスで集客するための営業方法|具体的なやり方やコツなどを紹介
「デイサービスの効果的な営業方法が知りたい」
「デイサービスの集客につながる営業先はどこがいい?」
とお悩みの事業所の方へ、デイサービスの営業活動についてまとめました。
集客につながるポイントや効果的な営業先についても解説しているため、効果的な営業方法を知りたい事業所の方は、ぜひご覧ください。
デイサービスの運営に営業が必要なワケ
デイサービスが生き残るためには、営業活動が不可欠です。単に待っているだけでは利用者は集まらず、能動的にアプローチし、自施設の価値を社会に示していく必要があります。
介護業界の競争が激化
デイサービスの数は爆発的に増加し、現在は飽和状態です。
高齢者は豊富な選択肢から自分に合ったデイサービスを選びやすい一方で、施設は選ばれなければ存続が厳しくなります。
各事業所は高齢者やその家族に選ばれるために、独自の魅力と差別化戦略を明確に打ち出さなければ、市場から淘汰されるでしょう。
介護サービスはアウトカム評価が重要視されている
現代の介護サービスは単なるケアの提供ではなく、具体的な成果(アウトカム)が評価される時代です。
サービスの内容を評価するよりも成果を評価するほうがサービスの質向上につながり、介護サービス全体の発展が促進されます。
具体的には、利用者の身体機能の維持・改善、認知症進行の抑制、生活の質(QOL)の向上など、目に見える成果を示すことが求められているのです。
数値の変化など具体的な効果を示し、営業にて実績を積極的に発信することが利用者獲得につながるでしょう。
デイサービスの営業戦略
デイサービスの営業戦略として、まずは差別化やブランディング、営業ツールの充実化を図りましょう。
差別化・ブランディング
他のデイサービスと明確に異なる特徴や価値を提供し、差別化やブランディングを図ります。
デイサービスの競争が激しいため、単に良いサービスを提供するだけでは利用者を獲得することは難しいのです。
認知症ケアに特化したプログラム、高度なリハビリテーション、栄養管理、個別ケア、スタッフの専門性、独自の活動プログラムなど、独自の強みを具体的に追求し、明確に打ち出しましょう。
介護施設のブランディングについてはこちら↓
介護施設のブランディングとは?必要性と選ばれるための具体的な方法
営業ツールの充実化
- 公式サイト
- パンフレット
- チラシ
効果的な営業には、質の高いさまざまな営業ツールが必要です。
ツールが多ければ、潜在的な利用者に合わせた適切なタイミングでのアプローチが可能となる一方、シチュエーションに合ったツールがなければ、新規の利用者を取りこぼすことにもなりかねません。
公式サイトは最新情報、サービス内容、スタッフ紹介、利用者の声などを包括的に発信するために使える媒体です。
パンフレットは視覚的に魅力的で簡潔な情報伝達を、チラシは地域への直接的な情報発信を担います。
デイサービスの公式サイトについて詳しくはこちら↓
デイサービスのホームページ制作はいくらかかる?高齢者に見やすいおしゃれなサイトが必要?
デイサービスの営業先と営業方法
- ケアマネジャー(居宅介護支援事業所)
- 地域包括支援センター
- 医療機関
- 介護老人保健施設
- 地域住民
デイサービスの営業先は上記をメインに行いましょう。
ひとつの営業先に頼るのではなく、地域のさまざまな関係機関や潜在的な利用者とのネットワーク構築を意識することが重要です。
各営業先の特性を理解し、営業先に適したアプローチを展開しましょう。
ケアマネジャー(居宅介護支援事業所)
デイサービスの集客において、ケアマネジャーとの信頼関係は最も重要です。
デイサービスの集客はほとんどがケアマネジャーを経由しているため、ケアマネジャーに施設の存在や特徴などを認知してもらえると利用者獲得につながりやすい傾向にあります。
自施設の専門性、利用者の状態に応じたきめ細やかなケア、リハビリテーションプログラムの質、スタッフの専門性などを具体的なデータや事例を交えて説明しましょう。
高齢者が抱える問題を解決するパートナーとして信頼してもらえると、利用者を紹介してもらえるでしょう。
地域包括支援センター
地域包括支援センターは、介護・福祉・保健など地域に住む高齢者の総合相談窓口として地域包括ケアシステムの中核を担う機関です。
要支援の高齢者を中心に、地域の介護ニーズを把握している組織であり、デイサービスにとって重要な連携先の一つです。
自施設のターゲットやサービス内容が、地域包括支援センターの求めるサービスと合っているかを見極めて営業しましょう。
地域の介護課題を解決するパートナーとして役割を果たせることを営業でアピールすると、利用者獲得につながる可能性があります。
医療機関
医療機関では、特にメディカルソーシャルワーカーやリハビリスタッフに自施設を知ってもらうと、医療的ケアを必要とする利用者の獲得が期待できます。
病院退院後のリハビリテーション、慢性疾患を抱える高齢者へのケア、医療と介護の連続的なサポートなど、医療的ケアが必要な利用者のニーズに応えられる施設であることを知ってもらいましょう。
介護老人保健施設
介護老人保健施設は、デイサービスとの連携が必要なケースがあるため有効な営業先です。
介護老人保健施設の利用者は退所後、自立生活の維持や向上を目的にデイサービスを利用するケースが多いため、自施設の利用者獲得につながる可能性があります。
自施設の専門性、得意とするケアの特徴、利用者の状態に応じたフレキシブルな対応などを知ってもらうと、選ばれる連携先となりえるでしょう。
地域住民
施設や事業所だけではなく、地域住民との直接的な関係構築も大切です。
地域コミュニティの健康と福祉に貢献する存在として認識されることが、潜在的な利用者や家族との信頼関係構築につながります。
老人クラブ、町内会、地域のイベントへの積極的な参加、オープンデーの開催、健康講座やセミナーの実施など、さまざまなアプローチを通じて地域に根ざしたデイサービスとしての存在感を示しましょう。
デイサービスの営業注意点
- 継続的に行う
- 金品などは渡さない
- 営業先に配慮したスケジュールで行う
実際に営業をする際、上記に気をつけましょう。法的・倫理的な配慮を無視した無理な営業はトラブルの元となり、信頼を損ねます。
継続的に行う
営業活動は一回限りのイベントではなく、継続して行うべきです。
一度訪問して資料を渡しただけでは、記憶に残りません。
定期的な訪問、情報更新、関係性の維持ができて初めて信頼がつみあがります。
継続的なコミュニケーションを通じて、自施設の価値と専門性を粘り強く伝え続けましょう。
金品などは渡さない
デイサービスの営業において、金品の授受や過度な接待は慎むべきです。
厚生労働省は、介護支援事業者やその従業者に対して、特定の事業者によるサービスを利用させるための金品やその他の財産上の利益を提供することを禁じています。
各事業所のルールに抵触する可能性があるだけではなく、公平性に欠けて信頼を損ないかねません。
金品はもちろん、過剰な贈答品も控えましょう。
営業担当者は、自施設の専門性、サービスの質、利用者へのケア内容そのものの魅力で評価されるべきです。
参考:厚生労働省|指定居宅サービス等の事業の人員、設備及び運営に関する基準
営業先に配慮したスケジュールで行う
各営業先の業務サイクルや繁忙時間を理解し、相手の業務に支障をきたさないスケジュールでの訪問が大切です。
相手に自分の時間を尊重していると感じてもらうことで、営業先からの信頼を得やすくなるでしょう。
医療機関や施設の場合は、昼食後から夕食準備の前が、比較的落ち着いている時間帯といわれています。
余裕があるかどうかは施設によって異なるため、事前に確認をとりましょう。
らっくうぇぶは営業戦略やツールのサポートが可能
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専門チームによる丁寧なヒアリングと、介護業界に特化したデザイン・コンテンツ制作により、施設の特色を最大限に発信し、潜在的な利用者や関係機関への訴求力を高めます。
営業はブランディングや差別化にもつながるマーケティングの一部
デイサービスの営業は、単なる利用者獲得の活動ではなく、施設の価値を伝え、信頼関係を築くアプローチです。
自施設の特徴や魅力を営業ツールなどを用いて伝え、営業先に認知してもらいましょう。
介護・福祉専門のWEBサイト制作サービスらっくうぇぶは、集客につながる営業についてもWEBを通じてサポートします。
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